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OpenBSD on Fujitsu LIFEBOOK U9310/E

はじめに

大阪の日本橋で状態のいいLIFEBOOKを見つけたので購入した。OpenBSDをインストールしたらおおむね問題なく動いた。

ハードウェア

U9310/E

FujitsuのLIFEBOOK U9310/Eというパソコンである。2020年にビジネス向けに発売されていたもので、リース会社から放出されたものだと思う。CPUはIntelの第10世代のCore i5 10310U、メモリは8GB、ストレージはKIOXIA製NVMeの256GB。メモリは増設できないがWindowsなんてものは使わないので十分である。ディスプレイは多分IGZOのFull HDでめちゃ綺麗。キーボードは必要十分かなあ。ただし特定の組み合わせのキーを同時に入力することができない。A、W、Dが同時に入力できないのでゲームするには少し困りそう。またCapsLock、Shift、PgUpの組み合せもだめだった。CapsLockにはCtrlを割り当てており、この組み合わせでstの文字を拡大するようにしていたのでこれが使えないのは不便である。stの設定をいじって回避した。タッチパッドもまあまあ。左右クリック用に物理ボタンがあるのは凄くいい。でもThinkpadみたいにタッチパッドの上に付いてた方がホームポジションから動かなくていいので好き。ファンは結構静かだと思う。YouTubeを開くと少し回るがすぐに静かに戻る。今回のものはキーボードにバックライトがないモデルだった。少し不便だがすぐ慣れると思う。

内部

分解は簡単。電源を落して、裏面にあるネジを全部外せば裏蓋が開く。ツメで引っ掛けていたりしないので外しやすい。裏蓋にはバッテリーの絵が描かれたボタンがあって、いかにも押してほしそうな顔をしていたので一応押してから分解した。組み立てた後は電源ケーブルを繋がないと電源が入らなかった。おそらくバッテリーとの接続を切断するためのボタンなのだと思う。

U9310/E の内部

CPUクーラー、ヒートシンク、Wi-Fiカード、WWANカード、SSDは簡単に外せた。他のものもだいたい分解しやすそうである。電源プラグが交換できるのはポイントが高い。上でも書いたがメモリははんだ付けされていて交換できない。キーボードも外せそうではあるがマザーボードを取ったうえネジが沢山あったのでやめにした。

OpenBSDのサポート

機能 サポート 備考
Intel 400 Series HD Audio、コーデック: Realtek ALC255。
azaliaによりサポート。メディアキーによる音量調整が可能。
バッテリーの状態 acpibatによりサポート。
キーボードバックライト ? 今回購入したものには搭載されていなかった。
ハイバーネーション ZZZが使える。
スリープ zzzが使える。液晶を閉じると自動でスリープし、開くと問題なく復帰できる。電源ランプが点滅するのが少しじゃま。
タッチパッド imtでサポート。
USB type-A 使えた。
USB type-C、Thunderbolt ? 充電はできた。Thunderboltはケーブルがないのでテストできない。
SDカードリーダー 使えた。
映像出力 inteldrmでサポート。輝度の調整はxbacklightで出来るが、メディアキーは使えなかった。HDMIの出力も問題ない。
ウェブカメラ SunplusIT Inc FJ Camera。uvideoでサポート。
Ethernet emでサポート。
Wi-Fi Intel Wi-Fi 6 AX201。iwxでサポート。
WWAN ? Sierra Wireless, Incorporated EM7430。umbにより認識はされてる。ifconfigでもネットワークインターフェースとして表示されてる。simカード持ってないから試せない。
Bluetooth × OpenBSDはBluetoothが嫌い。ugenにより認識はされてる。